人気や知名度によって、
人びとを惹きつけることだけに
高い能力を持っている存在を皮肉っていう語。

これを“客寄せパンダ”と言います。

良い意味では使われませんが、
商売上、「人を惹きつける高い能力」は不可欠です。

笑い者にならなければ、非常に重要な戦力となります。

つまり、人が興味を示すものを見せびらかして、
お店に人を集めようとする戦術が
必要だということです。

例えば、
あまり知られていない珍品や希少価値のあるもの。

店主が着ぐるみで接客するのも
“客寄せパンダ”になります。

犬・猫・オウムなどを店先に置くのも客寄せです。

とにかく目立つことが重要なのです。

スマートではないやり方ですが、
この泥臭さこそが商売の基本だと言えます。

お洒落に格好よく、などと考え、基本を忘れていては、
金儲けはできないのです。

まずは、あのお店に行ってみたい、見てみたいと
思わせることが大切です。

お客さまの好奇心を刺激してください。

驚き、笑い、感動……。何でも構いません。

お店に行くことが、ワクワク、ドキドキ、
ほのぼのする仕掛けを作ってください。

来てもらうことができれば、「知っているお店」となり、
次回からも足を運びやすくなります。


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強いライバルに勝てない状況を打破するには、
「一点突破」の戦法が有効となります。

ライバルに勝てる可能性がある
分野・商品に限定して、注力するのです。

どれだけ大きなライバルであっても、
完璧ではありません。

どこかに必ず弱点があります。

じっくり観察して、それを見つけ出せば、
打倒ライバルの突破口となります。

そこに全神経を集中して、
まずは“小さな勝ち“を獲得するのです。

その「一点」で集客率を上げ、
お店の認知度を高めます。

これをキッカケに、「○○のお店」として定着すれば、
次なる“勝ち”を取りにいきます。

別の突破口を開拓するのです。

この戦法を繰り返すことで、
ライバルとの差は縮まっていきます。

“小さな勝ち”を積み重ねれば、
それはやがて“大きな勝ち”となります。

弱者は弱者なりの戦法を取らなければ、
強敵を倒すことはできません。

“小さな勝ち”でも、「勝ちグセ」をつけていけば、
どんなライバルが現れようとも、
冷静に対処できるようになります。


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都会で厳しい商売を強いられているのなら、
田舎へ移転してみるのはどうでしょう。

「商売はそんな単純なものじゃない!」
と怒られそうですが、ちゃんとした根拠があります。

田舎は人口が少ないなら、お客さまも少なくなる。
そう考えるのが普通ですが、
その分ライバルも少ないことを忘れています。

つまり、競い合う相手がいなければ、
お店の存在感は増します。

店舗あたりの人口では、
田舎の方が多い場合が多々あります。

お店の存在さえ認識されれば、
多少遠くからでも来てくれます。

都会では、お店も情報も氾濫しており、
例え人通りの多い場所でも、
目立たないことがあります。

しかし、田舎ではお店を作っただけで、
すぐに噂が流れ、オープン告知の必要もないくらいです。

これまで地域に無かったお店なら、
ほとんど苦労せず、地域No.1になれます。

お客さまの独占状態です。

最近、山奥のフランス料理店やケーキ屋さん、
パン屋さんが増えています。

雑貨屋さんや絵本屋さんなどもあります。

本来なら、人の多い場所でなければ営業できないような
業種のお店が、田舎で開業しているのです。

「そこしかない」と言われる唯一のお店となって、
長く安定した商売を続けられるのです。


田舎で再起!

あくまで選択肢のひとつですが……。


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季節や年中行事に合わせて、
チラシを打っているお店も多いことでしょう。

集客には有効な手段ですが、
毎年恒例だからと、
型通りのチラシを作ってはいませんか。

「もうすぐ2月14日。愛よ届け! バレンタイン」。

そんな言葉でチラシを打っても、
何の効果もありません。

お店の思いがまったく伝わっていません。
“提案”がないのです。

「今年のバレンタインは、○○○にしませんか?」
という、お店からの提案に人は反応し、
そのお店に足を運ぶのです。

たとえば、
『義理チョコより友チョコ。
 自分へのご褒美が、いまの主流。
 そして、女性から男性へではなく、
 「愛する人への贈り物」という、
 バレンタインデー本来の意味に回帰してきています。
 当店では、“適当に選ぶ”チョコを置いていません。
 お友だちのため、自分のため、愛する人のために、
 本気で選ぶ逸品だけを揃えております。
 じっくり選んでみてください』。

気取った言葉も、飾った言葉も必要ありません。

お店の“提案”を自分の言葉で、
ストレートに伝えれば良いのです。


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お客さまが迷っていたら、
あらゆる角度から要望を聞き出し、
最適な商品をお奨めする。
それが、親切なお店の姿。

これは、商売のセオリーのように感じますが、
はたして本当でしょうか。

お客さまが本当に望むものを提供できれば、
お客さまも満足し、
お店も使命を果たせたことになります。

しかし、そのお客さまの“望み”は、
本物だったのでしょうか。

家に帰ってしばらくすると、
「これじゃなかった」と思うお客さまも
少なからずいます。

自身の“望み”が間違っていたことに気づくのです。

お店を恨むわけではありませんが、
再度、別の商品を探し始めます。

「そんなことまではわからない」
と思うかもしれませんが、
お客さまの“望み”にもう一歩踏み込んでいれば、
本当の欲求を探ることができたのです。

“なぜ、それを望むのか?”を聞き出すことです。

「こんなものが欲しい」に対応するのではなく、
「こんなことで迷っている」という相談に乗るのです。

根本的な問題を聞き出すことで、
お客さまが本当に必要としている商品を探り出すのです。

そのためには、お客さまと一緒に考え、悩み、
答えを導き出すことが大切です。

それが、お客さまの要望に応えるということです。


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うなぎを食べに行くと、
メニューには「松」「竹」「梅」の文字が。

商品の量やグレードによって、お客さまが選びます。

その割合は、
ほとんどの場合「松3:竹5:梅2」となります。

高い「松」は躊躇し、安い「梅」は恥ずかしい。
よって、「竹」を注文するお客さまが多くなるのです。

これは商売の基本なので、ご存知の方も多いはず。

では、あなたのお店には「松竹梅」はありますか?

商品のグレードに合わせた価格帯を揃えることです。

「うちは高級店だから…」「うちは庶民派だから…」
と、片寄った商品構成になっていませんか?

もちろん、それも“お店の主張”なので、
否定はしません。

しかし、そのために逃しているお客さまがいることを
覚えておいてください。

お金持ちだけが高級店に行くわけではありません。

お金持ちだから安いお店には行かない、
というわけでもありません。

ライフスタイルが多様になってくると、
お客さまの指向を決めつけることは危険です。

日頃は倹約家でも、時には高級店を覗き、
買いたくなることもあります。

そんな時に「松竹梅」があると、
購入しやすくなるのです。

極端に高額なものばかりでは、
陳列を見て、買わない人が多くなりますが、
「松竹梅」という選択肢があれば、
「竹」や「梅」を安いと感じ、
購入を決断する可能性が高くなります。

たとえ「梅」を買ったとしても、
高級店で買った満足感が残ります。

逆に庶民派のお店では、いつも安いものばかりがあると、
お客さまは安さに慣れてしまい、感動しなくなります。

そこで、「松竹梅」で刺激を与えるのです。

同じような商品の中で選択肢を作り、
安いものを賢く選んでいることを認知させるのです。

そうすれば“慣れ”はなくなり、
毎回刺激を与えることができます。

「松竹梅」は、お客さまを飽きさせない販促策なのです。


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漁師が経営する居酒屋さん。
農家が経営する農家レストラン。
不動産屋さんが経営するリフォーム業。

本業以外の事業で成功している例はたくさんあります。

これらに共通しているのは、
まったくの異業種ではなく、
関連のある業種を選択していることです。

知らない分野に進出して成功している例もありますが、
ほとんどの場合は失敗しています。

その理由としては……

・扱う商品・サービスに関して、素人であること。
・素人であるにも関わらず、本業との掛け持ちのために、
 片手間になってしまうこと。

これらが考えられます。

成功している人たちに共通しているのは、
“本業周辺”の事業に取り組んでいること。

本業に関連する分野であれば、
商品知識や業界の情報を持っているため、
それらを活かすことができるのです。

お客さまが何を欲し、
どう対応すれば良いのかがわかるのです。

知っている業種として、参入することができます。

また、関連する分野であるがゆえに、
互いの資産・情報・顧客を共有することも可能です。

さらに相乗効果で、
2倍3倍のアピール力を持つこともできるのです。

つまり、お客さまを誘い込む間口が
大きく広がることになり、
集客の苦労から解放されます。


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キャッチフレーズが売り上げを大きく左右することは、
よくご存知だと思います。

しかし、
「プロじゃないから、難しい」
「何を書けば良いのかがわからない」
と、思っていますよね。

では、本気で勉強したことはありますか?

初めから、「できない」と決めつけてはいませんか?

確かに、「コピーライター」という専門職があるくらい、
広告の文章を書くのは難しいものです。

……と、元コピーライターとしては
言いたいところですが、そんなことはありません。

長い文章は、ある程度のテクニックが必要なのですが、
キャッチフレーズだけなら、誰でも思いつくものです。

コピーライターは文章を書いてきた経験によって、
ひらめきを得ますが、店主だって商売のプロです。

お客さまの反応を得る“呼び掛け”の方法は、
わかるはずです。

それを文章にするだけで、
キャッチフレーズは完成するのです。

お客さまが興味を示す“呼び掛け”、
知りたいことがわかる“呼び掛け”が、必要なのです。

ここで例として、私が考えた「テニス教室」の
キャッチフレーズをご紹介します。

『50代からのテニスが、3倍早く上達する方法』。

「体力が落ちているけど、大丈夫だろうか」
「いまからでも上手くなれるかなぁ」
という不安を持っている中年をターゲットにした、
キャッチフレーズです。

年代を表記することで、
ターゲットの注目を集めやすくしています。

たくさんの人に見て欲しいがために、
誰が読んでも良いような曖昧な表現をすると、
結局は誰も見てくれないものです。

できるだけ相手のイメージを創り、
その人に向かって語り掛けることが肝心です。

さらにここでは、「3倍」という数字を使っています。

数字は、その根拠が多少曖昧だったとしても、
内容をイメージしやすくする利点があります。
数字の持つ説得力です。

他の活用例としては…

『20代からの素肌ケアが、40代を3倍美しくする』。

『40代からの英会話を3分の1の時間で習得する方法』。

このようなキャッチフレーズは、
コピーライターより、
店主であるあなたの方が思いつくはずです。

お客さまのことを一番よく知っているのは、
あなたなのですから。


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“ブランドの創造”と言うと、1から新しいものを
生み出さなければならないイメージで、
「できそうにもない」ことのように思うかもしれません。

しかしブランドは、
高級品や大企業だけのものではありません。

たった1店舗、ひとつの商品であっても、
誰もが認めて「買いたい」と思うのなら、
それは立派なブランドとなっています。

「○○のことなら、あのお店」。これがブランドです。

新しいものを生み出すのではなく、
いま売っているもの、やっていることを
さらに極めることで、ブランドとなることができます。

たとえば、私の地元にある有名なお寺の参道に、
会席専門のお店があります。

参拝する人が、普通の「食堂」として
利用するようなメニューもありますが、
メインは豪華な会席料理です。

地元の人たちが、
お祝いごとやちょっとした贅沢をしたい時に
利用するお店なのです。

普段は利用しませんが、
“特別な日はここ”となっているのです。

この“地位”を確立したことは、お店の強みです。
これが、ブランドなのです。

他にも、高級衣服に特化したクリーニング店、
食パン1種類だけを売るパン屋さんなども、
“地域ではここしかない”という地位を築いています。

ブランドとして、地域の人びとに認知されれば、
そう簡単にライバルは出現しません。

安定した経営を続けることができます。


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来店客が減り、当然売り上げは下降線。
何をやっても空まわり。

迷路に迷い込んだ、あなた。
すぐに、助けを呼んでください。

素直に、
「どうして良いのかがわかりません。
 私に手を貸してください」
と、お願いしてみましょう。

その相手は、“常連さん”です。

強い繋がりを持つ常連さんなら、
あなたが困っているのに、
知らぬ顔をすることはありません。

強がりや見栄など、必要ありません。
ありのままを相談しましょう。

何がいけないのか。
どこを改善すれば良いのか。

新規客が欲しければ、
「お友だちを連れてきてください」
と、素直にお願いすれば良いのです。

至らないところがあれば、叱ってくれます。

新人スタッフに問題があれば、
常連さんが育ててくれます。

常連さんに頼ることで、
常連さんのお店への愛着もさらに深まり、
より良い関係へと発展していきます。

固い絆が生まれます。

常連さんをいまよりもっと大切にしてください。
そこから、新しい道が拓けます。


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