地域No.1店になる。

個人商店なら、目指したいところです。

品揃え、安さ、高級感……地域No.1というと、
こうしたキーワードが浮かびますが、
これらを目指すのは容易ではありません。

創意工夫によっては、不可能ではありませんが、
相当の努力と時間を要します。

しかし、見方・考え方を変えれば、
地域No.1を実現させることはできるのです。

品揃え、安さだけが、No.1の条件ではありません。

No.1には、さまざまな種類があります。

小さな分野で構いません。
No.1になれそうな分野を探してみてください。


おばあちゃんの原宿・巣鴨地蔵通りには、
「赤パンツ」専門の衣料品店があります。
赤パンツでは、文句無しのNo.1です。

風水の幸運色である
「黄色」専門の雑貨屋さんもありますが、
これも黄色専門では、No.1です。

「香典返し用」専門の製茶メーカーも、
その分野では、No.1です。

24時間営業のぼた餅屋さんもありますが、
24時間という時間では、No.1だと言えます。


このように、テーマを絞り込んだり、商品を特化したり、
営業時間を変えたりすることで、
これまでと同じ商品を扱っていても、
No.1を獲得することはできるのです。

そのためには、
どこに新しい需要があるのかを読み取ることが大切です。

つねに、人、地域、社会を
観察していなければいけません。

もっと興味を持ってください。
ミーハー的な好奇心で、ジロジロと見てください。

必ず、No.1になれるヒントが見つかるはずです。


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テーマ:起業・独立への道
ジャンル:ビジネス
ネット通販が急伸しているので、
私もいろんなサイトを覗いては、
その売り方を観察・分析しています。

その中で、売れているお店と売れていないお店には、
明らかな違いがあります。

どこのお店も、
いろんなサイトを見て勉強しているらしく、
見ためには、デザイン的にもよくできています。

しかし、よく見ると、その違いは歴然です。

売れているお店は“欲しくなり”、
売れていないお店は“欲しくならない”のです。

何が違うのでしょうか。
見ためは、ほとんど同じなのに。


それは、「写真」と「文章」です。

もっともわかりやすい例は、食品です。

タレに漬け込んだ牛肉の写真を見ても、
美味しそうだとは思いませんよね。

網の上で焼かれ、
脂がにじみ出ている写真を見た方が、食べたくなります。

その牛肉の説明が、
「○○産牛肉を使った、こだわりの逸品」
と書かれていても、
その美味しさはまったく伝わりません。

○○産牛肉は、なぜ美味しいのか。
その生産方法は。
何にこだわって育てているのか。
逸品と言うだけの理由は何なのか。

細かなところまで語ってこそ、
お客さまにその良さが伝わるのです。

お店の人はプロです。そのプロの思い込みが、
語ることを忘れさせているのです。

「○○産牛肉のことは、みんな知っているだろう」
「食べてもらえば、その良さはわかる」
「生産方法を言っても、素人にはわからない」

これが、間違いなのです。

確かに、具体的な生産方法を聞いても、
それがなぜ美味しさに繋がっているのかは、
わかりません。


しかし、“感じる”のです。

生産者のこだわりを感じ、美味しそうだと感じるのです。

この“感じる”ことが重要なのです。

語らなければ、感じることもありません。
感じなければ、欲しいとも思いません。

感じさせることができれば、モノは売れるのです。


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「これ、ください」
とお客さまに言われたら、あなたは何をしますか?

商品を包装して、袋に入れ、代金をいただき、
「ありがとうございました」となりますよね。

変な質問だと思うかもしれませんが、
このシーンには、売り上げを伸ばす、
重要なヒントが隠れているのです。

よく考えてみてください。

ここでは、
“お金と引き換えに商品を渡した”
ただそれだけです。

お客さまの喜ぶ姿を想像して、商品を仕入れたり、
お客さまが見やすく、手に取りやすいように陳列したり、
といった『お客さまを想う気持ち』が、
そこにはありません。

商品を買っていただいたことへの
感謝の気持ちはあるかもしれませんが、
お客さまが笑顔になるようなことは、何もしていません。

つまり、その時点では、
お客さまのことを“想っていない”のです。


上質の珈琲専門店に行けば、
お客さまごとにカップを変えて、
珈琲を提供しているところがあります。

これは、お客さまを見ているのです。
お客さまの雰囲気や表情から、
“合う”カップを選んでいるのです。

実際にお客さまの好みに合うかどうかは、
別の問題として、
店主による、お客さまへの“見立て”なのです。

「このカップがお似合いかと思いますが、
 いかがでしょうか?」

ここに、無言のコミュニケーションが
生まれているのです。

注文された珈琲をみんな同じカップで提供するだけでは、
コミュニケーションは生まれません。
お客さまへの想いも存在しません。


商品と代金の等価交換では、
せっかくのお客さまとの接点を活かせません。

ほんの数秒ですが、
お客さまへの想いを伝えるチャンスなのです。

お客さまごとに、
包装を変えてみたり、メッセージを入れたり、
粗品をプレゼントしたりすることもできます。

ひと声掛けるだけでも、
お客さまを想う気持ちを込めることはできます。


コロッケを買いに来た小さな子どもに、
「熱いから、気をつけてね」と声を掛けることも、
奥さんらしき人に、
「レンジで温める時は、ラップをしないでね」
とアドバイスすることも、
お客さまへの想いなのです。

こんな小さな心遣いが、お客さまの心に伝わるのです。


「ありがとうございました」で終わらず、
そこに想いを込めてください。


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情報誌に載っていたお店に行ってみると、
想像と違っていて、ガッカリした。
そんなことはよくありますよね。

情報誌など、信用できないことは
わかっているはずなのに。

しかし、経営者の立場で考えると、
取材して欲しい、掲載されたい、と思ってしまいます。

それは、当然の心理です。

都会なら、小さな飲食店でも、1回掲載されると、
1千万円の売り上げ増になる、とも言われていますから。

集客に苦労しているお店なら、夢のような話です。

しかし、目先の利益に釣られると、
とんでもない失敗をしてしまいます。


飲食店の方なら、よくご存知の「ミシュラン」。

星を取りたい、と憧れている方もいることでしょう。

ミシュランに掲載されることは、
光栄なことであり、誇りでもあります。

どんどんお客さまが押し寄せ、
嬉しい悲鳴を上げることになります。

店主の望んでいた光景が、眼の前に現れるのです。


これで、商売は順風満帆。

……とはいかないのが、ミシュランの恐ろしさなのです。

たくさんの人が押し寄せると、
その騒々しさを常連さんが嫌い、
去って行くことになります。

だからといって、
新規のお客さまが残ってくれるのかというと、
そんなことはまずあり得ません。

情報誌を見て来るような人は、興味本位なので、
一度“体験”すれば、それで満足してしまい、
次に来ることはありません。

つまり、常連さんが去った後、時間の経過とともに、
新規客の姿も消えていくのです。

実際に、これによって閉店してしまったお店もあります。

本当に常連さんを大切にしているお店は、
ミシュランに選ばれても、掲載を辞退しています。

一番大切なお客さまに、迷惑が掛かるからです。


また、常連さんの多いお店は、
あまりマスコミには登場しません。

元々、宣伝で集客したわけではなく、
口コミによって“評判”が広がり、
心から満足したお客さまが、リピーター・ファンという、
常連さんになっていったのです。

“評判”が良くなるような努力を続けていたからこそ、
人から人へ、その良さが伝わったのだと言えます。

マスコミに登場することが、
ダメだと言っているのではありません。

マスコミをキッカケに、
繁盛し続けているお店もあります。

その前に、
“大切なことを忘れていませんか?”
と、問いたいのです。

宣伝して集まったお客さまを
ガッカリさせるようなお店では、
宣伝が無駄になるばかりでなく、
悪い評判さえ立ってしまいます。

そうなると、先は見えています。


大切なのは、宣伝することではなく、
評判が良くなるような努力をすることです。

「宣伝」と「評判」は、似て非なるものです。


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