以前、セブンイレブンが、
公正取引委員会から排除命令を受けたことがあります。

加盟店による、お弁当類の見切り販売を
規制していたからです。

売れ残ったモノを見切り販売するのは、
商売人としてはごく普通のことで、
圧力を掛けられることに納得できないのは、当然です。

第一、食べられるモノを廃棄するのは、
許されることではありません。

安く売って、お客さまが喜ぶのなら、
その方が良いのではないでしょうか。

しかし、見切り販売をすると、
それだけを目当てに来る人がいたり、
価格競争になる可能性がある、という、
セブンイレブン側の主張もわからなくはありません。

ただし、裏に大企業の汚さが見えているので、
肩を持つつもりはありませんが。


私は、見切り販売は「セール」ではないので、
価格競争は起こらないと考えています。

それに、誰も好き好んで、
売れ残りを作っているわけではないので、
売れ残り数を改善できれば、
それだけを目当てに来る人はいなくなります。

いても、人数的にはごく僅かです。


「なぜ、売れ残るのか?」をじっくり考えれば、
その改善策は見えてきます。

“発注ミス”なのでしょうか?

それもあるでしょうが、
そんな単純なことではありません。

売れ残るのがイヤで、発注を抑えると、
棚がガラガラになる上、お客さまの選択肢がなくなり、
さらに売れなくなります。

逆に、棚をいっぱいにするために、発注を多くすると、
売れ残りも多くなります。

そうならないためにコンビニでは、
POSデータによって、商品の売れ行きをチェックし、
発注すべき商品を予想しています。

店主は、これをもとに発注するのですが、
ここに問題があるのです。

POSデータが、すべて正しいわけではありません。

豚カツ弁当を買いに来たけれど、売り切れていて、
仕方が無いから、ハンバーグ弁当を買った、
というお客さまが必ずいます。

これをレジに打ち込むと、
「ハンバーグ弁当が1個売れた」
というデータしか残りません。

このデータをもとに、次の発注をすると、
ハンバーグ弁当が1個増えることになります。

豚カツ弁当へのニーズは反映されず、
同じお客さまが再度来店した時には、
また欲しい弁当が無い状態となり、
買わずに帰ってしまうかもしれません。

これでは、悪循環です。

そんな商品がいくつかあれば、
“間違って発注した商品”が、不要な商品となって、
残っていくことになります。

一番の問題は、POSデータを信用することなのです。


どんな商品が、どんなお客さまに、
どの時間帯に売れるのかをしっかり把握するには、
やはり、お客さまを見る、観察するしかありません。

商売人の基本です。

POSデータは参考程度にして、
現場にいて、肌で感じることが大切なのです。

この積み重ねが、商売人の“勘”を育て、
売れるモノがわかってくるようになるのです。


「捨てない」ことは当然なのですが、
その前に、「残さない」発注を学ぶことが重要です。


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