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馴染みの取引先やつき合いのある業者相手には、
「いつも通りの手順」や「口約束」があったりします。

長年の関係によって、“信頼”が築かれているのですが、
経営環境が激変しているいま、
古い商習慣は見直さなければなりません。

ある着物レンタルのお店の話。

成人式の着物レンタルの予約は、
その年の成人式後から始まります。

人気のある柄を予約したい女性が、
1年前からお店に殺到するのです。

レンタル屋さんは、この時期が勝負となります。

このお店も先行予約のキャンペーンを組み、
DM3000部を用意し、配送業者に依頼していました。

ところが、キャンペーンが始まっても、
お客さまが来ません。

いつもの10分の1以下。

その理由もわからないまま、
10日ほど過ぎた頃に、配送業者から連絡が。

「バタバタしていたので、配送を忘れた」。

あり得ない出来事に、店主は唖然。

損害賠償を求めたのですが、
「印刷に掛かった費用は弁償するが、
営業の損害は弁償できない」という返事。

現在、訴訟の準備をしていますが、
法律的にはDMと売り上げの関連性が立証しづらく、
認められても全額弁償の可能性は低いと言います。

この配送業者に全面的な非がありますが、
発送予定前や後に確認をしておかなかった店主にも、
若干の手落ちがあると言わざるを得ません。

世の中全体で、責任感が希薄になっています。

「念には念を」の心がけが大切なのです。


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